障害年金最新受給事例

[記事公開日]2018/02/28
[最終更新日]2022/01/20

障害年金最新受給事例

以下の受給事例は、すべて本当の話です。業者作成の架空の事例は、一切、ございません。ひとつひとつに思い入れがあるものばかりです。わたし自身が書いていますので、文章は、やや、つたないのですが、お許しください。

 

精神疾患(21件)

 

  ◎うつ病で障害基礎年金2級、初回入金額600万円を受給できたケース(初診日変更のケース)

 

相談時の状況

ご本人さまから、お電話をいただきました。20年近く前の高校生のときに、何もわからないまま、母親に連れられて、病院の精神科に通院したことがある。その後、結婚・出産に伴い、住所も変わり、精神科病院も、転院してきた、とのことでした。別の社労士に電話で聞いてみたが、初診日は、高校生のときになると言われたが、そうでしょうか、という、ご質問でした。とりあえず、一度、お会いして、詳しくヒアリングをさせてください、とお話して、面談をお願いしました。

 

サポート内容

ご主人様同席のもと、ファミレスでお会いしました。経済的困窮も含め、詳しいお話をお伺いしつつ、通院歴が20年と長く、初診日をどこにするか、いろいろ検討させていただきました。そして、私が出した結論は、「高校生の20年前の病院でなく、10年ほど前の日を初診日にしましょう。」と、ご提案しました。そのうえで、「10年ほど前に通院していた関東の病院に診療録(カルテ)が残っているかどうか。保険料の納付要件を満たしているかどうか、これから、確認してみましょう。」となりました。別の社労士とは、違う初診日の提案に、ご夫婦ともに、「よろしくお願いいたします。」と、私とご契約をしていただきました。私が、高校生のときを初診日にしなかった最大の理由は、20歳のときに通院がなく、遡及(そきゅう)ができないからでした。経済的に困窮していることをうかがっており、一方、お子さんは、まだ、幼かった。自殺も見え隠れしており、責任重大でした。何としても、経済的に大きいメリットがある、遡及で決めたかったからです。まず10年前に通院してあった関東の病院に診療録が残っていて、ほっとしました。つぎに通院日も確認して、その日で、国民年金保険料の納付要件は、問題ありませんでした。関東の病院とのやり取りに、やや大変さは、あったものの、診断書は「2級または3級」相当のものが入手できました。現在通院中の病院の診断書は、関東の病院よりも重く、書かれていました。書類は、揃いました。あとは、初診日が、10年前で認められるか、それとも20年前の高校生のときとされるか。仮に、初診日が10年前で認められたとしても、診断書が「2級または3級」相当なので、遡及は認められるだろうか、とても心配でした。

 

結果

1月に年金事務所に申請し、4月に障害基礎年金2級で決定されました。すぐに、ご本人さまからお電話いただきました。「日本年金機構から年金証書が届きました。先生のおかげです。うっうっうっ。」思い余って、電話口で、泣いてありました。もし、あのとき、別の社労士に依頼してあれば、遡及分はもらえなかっただろうし、20年前の病院に診療録が残っていたか、どうか、わかりません。これから定期的な年金収入があれば、心が落ち着かれることでしょう。なんとか、お子さんに十分な教育を受けさせられれば、これ以上、嬉しいことはありません。お役に立てて、とても光栄です。この受給事例で最後に言えることは、社労士のやり方というか、能力は、同じではありません。社労士選びは、よくご検討の上、お問い合わせください。

 

 

  ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間107万円を受給できたケース(初診の病院は廃院のケース)

 

相談時の状況

お母さまから、お電話をいただきました。子どもがうつ病を発症し、10年以上、いくつかの病院に通院してきた。現在、通院中の病院から、障害年金という年金があることを教えてもらった。申請代行をお願いできませんか、というご相談でした。このため、さっそくお会いして、詳しい内容をお伺いすることにしました

 

サポート内容

お母さまが、一度、年金事務所に相談に行かれてありました。しかし、障害年金の専門用語が多すぎて、母親が申請することを断念。子どもさんが、ご自分で、ネット検索されて、私に決め打ちで、お電話されたそうです。大学卒業後、いったん就職したものの、うつ病を発症し、その後、転医を繰り返して、自宅にひきこもってありました。今回のご相談の最大の課題は、初診日の病院が廃院になっていることでした。いったん、障害年金の委任契約を結んだものの、はたして、初診日の証明がとれるか、どうかが、初回面談時点では、はっきりしません。「とにかく、やってみましょう。」と、ご説明し初回面談を終えました。その後、いろいろと各方面に問い合わせをしたところ、初診日につながるものが入手できました。思わず「よっしゃー!」とガッツポーズしました。その後、お電話にて詳しいヒアリングをお母さまにさせていただき、病歴・就労状況等申立書を私のほうで作成しました。この申立書を医師に渡していただき、医師に診断書を書いてもらいました。できあがった診断書は、病名なども問題がなく、障害年金2級レベルとなっていました。

 

結果

2月に年金事務所に申請し、5月に障害厚生年金2級で決定されました。病院が廃院となることは、よくあることです。初診日につながるものが、なければ、不支給決定されるところでした。お母さまが、ご自分で申請されていたり、他の社労士では、とても障害年金はもらえていない事例でしょう。お役に立てて、とても光栄です。

 

 

 ◎うつ病で障害基礎年金2級、年間78万円を受給できたケース(初診日があいまいなケース)

 

相談時の状況

ご主人さまから、お電話をいただきました。妻がうつ病を発症し、20年近く、いくつかの病院に通院してきた。現在、通院中の病院から、障害年金という年金があることを教えてもらった。申請代行をお願いできませんか、というご相談でした。このため、さっそくお会いして、詳しい内容をお伺いすることにしました。

 

サポート内容

私にお電話される前に、4人の社労士にお電話されてありました。5人の社労士の中で、電話対応で一番フィットしたのが、わたし、だったということです。通院歴が20年ありましたので、初診日をどの病院にするか、話し合いました。しかも、初診の病院に、診療録(カルテ)が残っているかどうかも、関係します。初回面談時は、障害年金の申請ができるか、どうか、はっきりしないため、本題に入らず、通院してきた病院名を教えていただき、今後の打ち合わせして、終わりました。その後、わたしのほうで、各病院に電話して、初診日を絞りこんでいきました。2回目の面談で、初診日は、この日にしましょう、と、その考え方をご提案させていただき、ゴーサインをいただきました。あわせて、現状のヒアリングを行い、病歴・就労状況等申立書を完成させました。ただし、「この日を初診日で。」としたのは、わたしの考え、つまり希望的観測にすぎず、必ずしも、日本年金機構の審査のプロセスで、この日が初診日と認められるかどうかは、はっきりしません。しかし、これで、勝負することにしました。障害年金は、ある程度、賭けにでることが求められます。最初は、事後重症請求で申請し、認められれば、そのあと、遡及請求もする、2段階戦法としました。

 

結果

7月に年金事務所に1回目の申請をし、10月に障害基礎年金2級で決定されました。申請後も、ずーっと、心配でしたので、当方主張の初診日で決まって、よかったと思いました。初診日が確定したので、そのあと、12月に再び年金事務所に遡及分の申請をし、翌年3月に決定しました。障害年金は、通院歴が長いと、専門家でも、けっこう、難儀します。無事、きまってよかった、と思います。まさしく「100回目のプロポーズ」で、ようやく結婚が決まったような感じ。終わりよければ、すべて良しですね。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金2級、初回入金額900万円を受給できたケース(初診日は不明のケース)

 

相談時の状況

ご本人さまから、お電話をいただきました。独身時代の10年ほど前に、うつ病を発症。発病以来、通院を続けておられました。ご自分で申請しようと思い、年金事務所で手続きの説明を受けると、最初の病院の証明書が必要と言われ、最初のメンタルクリニックに確認したところ、すでに診療録(カルテ)は廃棄されていました。このため、自分での申請を断念。女性社労士に証明書がとれないが、と相談したところ「証明書は、ご自分でとっていただくことになっています。」と冷たかったそうです。このため、さっそくお会いして、詳しい内容をお伺いすることにしました。

 

サポート内容

病気のため、働けず、生活は困窮してありました。私も、あまりの生活困窮さに「どうして生活保護を申請しないのですか。」と尋ねたところ、その理由は、事情により車を手放せないためでした。最初のクリニックの診療録がないため、2番目のクリニックに尋ねたところ、診療録は残っていました。「平成〇年」という年までは初診日は特定できましたが、具体的な月日は特定できませんでした。しかも悪いことに、この年に会社を退職し、国民年金の加入期間もあるため、何が何でも、初診日を特定する必要がありました。本人によれば、3番目以降のクリニックは、初診のことは話していないということでしたので、クリニックの診療録から初診日を特定することは困難となりました。次に私が思いついたのは、役所の行政情報に何かないか、ということでした。そして役所に問い合わせしたところ、何と、見つかったのです。さすが私も喜びましたねぇ。しかし、役所の行政情報だけで、必ずしも障害年金の審査で初診日が認められるかどうかは、はっきりしません。しかし、これしかないため、勝負することにしました。

 

結果

8月に年金事務所に申請し、12月に障害厚生年金2級で決定されました。初回入金額は、900万円。これ以降も、年額180万円の障害年金が振り込まれることになりました。経済苦で、一家心中の可能性も見え隠れしておりましたので、無事、支給が決まって、ご本人ご家族は、もちろんのこと、私も、大喜びしました。「最近、あのオンボロ車から、スライドドアつきの車に買い替えました。先生にお会いしていなければ、今頃、どうなったか、わかりません。本当に感謝しています。」障害年金が人の命を救う。私にとっても、思い出深い仕事となりました。

 

 

    ◎場面緘黙症で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

お母さまから、お電話をいただきました。中学生の時から、学校に行けず、高校も、中退して、自宅に引きこもっているとのこと。病名が、むずかしいので、障害者福祉に詳しく、専門的にフォローしていただける方がいいと思い、ご連絡をしました、とのこと。もちろん場面緘黙(「ばめんかんもく」と読む。)のことは存じておりましたので、早速、お会いすることといたしました。

 

サポート内容

まず、はじめに、お母さまから、場面緘黙以外の病名があるのかどうか、医師に確認していただきました。しかし、うつ病や、統合失調症、あるいは発達障害や知的障害はないとのこと。そこでICDー10コードを医師より教えていただき、年金事務所に、この病名で申請することができるか、確認をとりました。年金事務所では、問題ないとのことで、場面緘黙1本で、勝負することにしました。お母さまとのヒアリングで、お子さまの日常生活能力や労働能力がないことを聞き取り、私のほうで病歴・就労状況等申立書を8千字程度で作成し、医師に診断書を書いてもらいました。できあがった診断書は、2級相当でしたが、はたして、この病名で、東京審査で認められるのだろうか。一抹の不安がありました。

 

結果

11月に年金事務所に申請し、翌年2月に障害基礎年金2級で決定されました。無事、決まったことで、ご家族に大変喜んでいただきました。もちろん私も、いろいろな文献に当たりながら進めていった努力の甲斐があったと思いました。最後に、いただいたお手紙には、「障害年金が受給できるようになったのも先生のおかげです。子どもも喜んでいます。」と感謝の言葉が添えられていました。

 

 

 ◎統合失調症で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

わたしのブログを読まれて、お電話をいただきました。他の社労士事務所には、当たっておらず、決め打ちとのこと。20歳の娘さんが、高校生のときに統合失調症を発症し、現在、通院中とのことで、障害年金の申請代行をお願いしたいとの申し出がありました。早速、ご自宅でお会いすることにしました。

 

サポート内容

ご自宅で、お母さまとお会いして、高校時代の発症の経緯、通院歴、その他の生活状況等をおうかがいいたしました。「人の目が怖いと震えて、私の手を離さない。」、「夜、霊に呼び出され、夢遊病者のような行動で、夜中に、パジャマ姿で外出するので、心配なので、夜中3時ころ帰ってくるまで家で待っている。」などの統合失調症特有の症状がありました。このため、高校は中退し、それ以来、ほぼひきこもりの毎日を送ってありました。人が怖いとのことで、私も、ご本人様には、お会いせず、お母さまと話を進めていきました。どういう日常生活を送ってあるのかを、詳しくヒアリングさせていただき、それをまとめた病歴・就労状況等申立書を作成して、この申立書を医師に見せていただき、診断書を記載してもらいました。できあがった診断書は、2級相当でした。

 

結果

10月に年金事務所に申請し、翌年1月に障害基礎年金2級で決定されました。無事、決まったことで、大変喜んでいただきました。当面、労働能力はないと思われますので、しばらくは障害年金を受給していただき、まだ若いので、将来的には、社会とつながるような形で、少しずつ社会復帰を目指されることを願っています。

 

 

 ◎統合失調症で障害厚生年金2級、年間受給額128万円を受給できたケース

 

相談時の状況

わたしのブログを読まれて、メールをいただきました。他の社労士事務所には、当たっておらず、決め打ちとのこと。統合失調症で通院中とのことで、早速、お会いすることにしました。

 

サポート内容

ご本人さま、お母さまとお会いして、通院歴が長いことがわかりました。障害年金のことは最近知ったとのこと。このため、初診日をどの時点にするか、悩みました。厚生年金のほうが、国民年金よりも、障害年金額が、年間50万円ほど多くなります。結局、初診日は、厚生年金加入中に通院した病院(精神科病院ではない。)にしました。遡及請求も検討しました。しかし、指定期間に通院がなく、断念しました。年金事務所申請後、はたして精神科病院でない医師の初診日証明で、認められるだろうか。「初診日が違う。」と申請書類が戻されるのではないかと、ハラハラドキドキでした。しかし、最後まで戻されることはありませんでした。なぜ、初診日が、その日であるかは、病歴・就労状況等申立書に、しっかり記述しました。私が書いた病歴・就労状況等申立書や、医師作成の診断書も、問題のないレベルだったので、初診日さえ認められれば、決定は間違いないと思っていました。

 

結果

3月の初回面談後、事後重症請求のため、急ぎ、4月末に年金事務所に申請して、8月中旬に障害厚生年金2級で決定されました。私が主張する初診日の厚生年金で決まって、ご本人さまにも喜んでいただきました。その後、お礼のメールをいただきました。メールには、「これで最後となりますが、障害年金の依頼をして良かったと、主人も母も私も心より感謝しております。ありがとうございました。」と結ばれていました。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間受給額134万円を受給できたケース

 

相談時の状況

わたしのブログを読まれて、メールをいただきました。すでに別の女性社労士と契約を済まされていました。訪問した女性社労士事務所では、たくさんの受給事例があるとのことで、受給事例集を見せられ、信用しきっていたそうです。着手金も支払われたそうです。しかし、担当してくれたのは、まだ20代の若い女性事務員さん。自分の子どもくらいの方に、「複雑な障害年金の申請代行ができるのかなぁ。」と不安になっていたそうです。実際、病歴・就労状況等申立書は、その女性事務員さんは書かないので、自分で書いてください、と言われたそうです。また、診断書のチェックもしない、と言われたそうです。契約から3か月ほどたっても、催促を受けるばかりで、病歴・就労状況等申立書は書けません。「社労士に頼んでも、何でも自分でしなければならない。診断書のチェックなんて、できるのかなぁ。こんなものなのかなぁ。」と思っていたそうです。そうこうするうちに、たまたま、わたしのブログを読むと、病歴・就労状況等申立書の作成から、診断書のチェックまで、すべてしていただけることがわかり、途中からですが、申請代行をお願いできますか、という内容でした。もちろんオーケーです、とお答えいたしました。

 

サポート内容

まず、面談させていただき、うつ病発症の原因から、現在までの通院歴などを詳しくヒアリングさせていただきました。初診日は20年ほど前でした。受診状況等証明書は、前の女性事務員さんから、取得するよう言われていて、お持ちでした。しかし、初診時のクリニックには、すでに診療録(カルテ)がなく、受診状況等証明書には、PCデータのみがある旨、記載されていました。少々不安でしたが、「はっきり、わかりませんが、これで、いったん、申請してみましょう。」とお伝えしました。面談後、約1週間で、わたしが病歴・就労状況等申立書を作成し、ご本人さまに確認していただき、オーケーをもらいました。医師に、この病歴・就労状況等申立書と、診断書をお渡しして、診断書を書いてもらいました。診断書記載内容にも、問題がなかったため、最初の面談後、1か月で、年金事務所に申請しました。しかし、やはり、この受診状況等証明書では、認められないと、いったん返戻(へんれい)されました。知り合いの年金事務所の職員の方は、何も言いませんが、この場合の返戻の意味は、このままでは、初診日不明のため、不支給になることの最終警告です。「ヤバイ」心の中で、そう思い、対応策を考え、初診日と認めてもらう書類を提出しました。

 

結果

11月の初回面談後、12月に年金事務所に申請して、2月に、いったん返戻され、速やかに対応した結果、ようやく5月に障害厚生年金2級で決定されました。ご本人さまからは、「本当にスピーディに対応していただいて、ありがとうございました。最初は、女性がいいと思っていましたが、前の、若い女性事務員さんでは、知識もなく、経験もなく、返戻の処理も、わたしに対応するよう言われていたでしょう。きっと初診日不明で、障害年金は、不支給となっていたはず。とても感謝しています。」とお礼の言葉をいただきました。初診日証明の怖さを身に染みて感じる仕事だったと思います。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金3級、年間受給額58万円を受給できたケース

 

相談時の状況

わたしのブログを読まれて、これほどの専門的な文章を書けるので、障害年金を頼むなら、この人しかいない、と思われたそうです。当時、勤めていた飲食店のパート・アルバイトから、仕事ができないことをバカにされ、周りからも、相手にされなかったため、人間関係のまずさから、そのときの会社は、退職。会社員のとき、会社命令で、はじめて精神科病院に通院したところ、発達障害と診断されたとのこと。その後は、通院していない、とのことで、通院して診断書を入手する必要があることをお伝えしました。

 

サポート内容

メンタルクリニックに通院していただくとともに、並行して初診日をどうするか、検討を行いました。厚生年金加入中の会社員時代の発達障害を初診日にするか、国民年金加入中の現在のクリニックを初診日にするか、ずいぶん悩みました。現在のクリニックが初診日なら、初回面談後、1年6か月待たなければならず、しかも初診日が国民年金加入中のため、最悪、不支給もあります。発達障害初診日なら、厚生年金のため、2級で決まれば、配偶者加算もあります。3級もあります。無職のため、収入がなく、これでは生活が成り立ちません。結局、発達障害を初診日として、障害認定日請求する方針をお伝えし、よく理解できなかったかもしれませんが、了承してもらいました。初診日が発達障害なので、年金事務所の申請書類が複雑になるけれど、早くもらえるほうが、精神面はもちろん、金額的にも、いいに決まっています。これに賭けてみることにしました。

 

結果

12月に年金事務所に申請し、いったん病歴・就労状況等申立書の整備が必要とのことで、年金事務所から返戻(へんれい)されました。その整備を速やかに済ませたあと、5月に障害厚生年金3級で決定されました。2級でないことに、少し疑問を感じましたが、ご本人さまは、大変喜んであり、これで十分満足ということで、審査請求は行わないことになりました。今後、障害厚生年金3級を受給していただきながら、額改定請求(3級→2級)を目指していくことになりました。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間受給額128万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご相談のメールが届きました。ある社労士に連絡をとり、障害年金の依頼をした(以下「A社労士」といいます)。A社労士に診断書2通を見てもらい、「過去にさかのぼっては、難しいが、これからの分は、診断書が重いので、絶対大丈夫」と言われた。絶対大丈夫という言葉に、安心しきっていた。ところが、2か月後、日本年金機構から、障害年金不支給決定通知書が届いた。不支給だったことをA社労士に伝えたが、笑いながら、あきらめるように言われた。本当にあきらめるしかないのでしょうか?という相談メールでした。

 

サポート内容

早速、お会いして、お話しをうかがうとともに、実際の診断書などを見せてもらいました。「病名は、神経症なので、このまま申請しても、とおらない。」「なぜ、この診断書で申請したのか、わからない。」「わたしは、A社労士のことは知らないが、この病名で申請しても、ムダとわかっている病名で申請しているので、まったく知識・経験がないハズレ社労士なのだろう。」ということをご説明したうえで、今後、どうすればいいか、ご説明させていただきました。実際、見せていただいた病歴・就労状況等申立書は、会ってもいない夫の名前を勝手に使って、書類は、偽造されていました。ご本人は、A社労士に会ったことは一度もないとのこと。ホームページ検索で一番上位に表示されたので(注:有料広告は上位表示されます。)、信じきっていたとのことでした。障害年金が、不支給の場合、審査請求、再審査請求というやり方もありますが、審査に1年半かかるため、こちらの可能性は低そうでした。結局、もう一度、ゼロから申請をやり直す再申請という形で、進めることになりました。

 

結果

1月に年金事務所に再申請し、3月に障害厚生年金2級、年間受給額128万円で決定されました。不支給決定通知から、わずか2か月後の再申請でしたので、いくぶん不安でしたが、医師に、診断書の記載のしかたをご説明し、ご協力も得られ、結果、無事、受給に成功しました。しかし、過去の分は、支払われない事後重症請求でしたので、50万円ほどは、支給されません。今回の社労士選びの失敗は、よくあることだと思います。障害年金をはじめて申請される方は、社労士の知識・経験・能力は、わかりません。それを判断するため、障害年金や、障害者福祉のことをどれくらい知っているのかを推しはかるため、せめて一回は、お会いして、依頼すべきケースだったと思います。自分から、「会わなくてもいいですよ。わたしのところが、料金は、いちばん安いですよ。」と言う社労士は、危険だと思ってください。不支給にされてしまい、その代償は高くつきますから。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間受給額193万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、奥さまからのご相談でした。長く会社員をしていた夫が、うつ病を発症。病気のため、働けなくなり、やむなく会社を退職。相談時現在、傷病手当金を受給されていました。傷病手当金がまもなく終わるので、年金事務所に障害年金の申請手続きを相談に行ったが、内容が難しくて自分で申請することができないため、申請の代行をしていただきたい、とのご相談でした。

 

サポート内容

ご本人にお会いすると、衣服は、何か月も着替えておらず、入浴も、まったくされていませんでした。会話も、あいさつ程度で、うつ症状は重く感じられました。

初診日は、精神科でなく、その前に通院した内科受診日として申請しました。傷病手当金との併給の関係があって、それが有利と考えたからです。診断書も、おおむね2級は間違いのない状況でした。うつ病の場合は、日常生活において、何ができて、何ができないかを、病歴・就労状況等申立書に詳しく記入して申請する必要があります。これが、うまく書けないと、診断書だけでは不支給の可能性もあります。それでも東京審査で、いったん返戻(へんれい)されました。精神科の受診状況等証明書も提出してほしい、とのことで当事務所で対応しました。全体的にうつ病の方が障害年金をもらうことができる、いい感じに仕上がりました。

 

結果

4月に年金事務所に申請し、9月に障害厚生年金2級、年間受給額193万円で決定されました。

 

 

 ◎双極性感情障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご主人さまからのご相談でした。専業主婦の妻が、最近、元気がなく、メンタルクリニックを受診したところ、双極性感情障害と診断されたとのこと。パートを辞め、無職となったため、障害年金の申請をしたいが、年金事務所の職員の説明では、難しすぎて、どうすればいいのかわからないため、申請の代行をしていただきたい、とのご相談でした。

 

サポート内容

年金事務所での初回相談は、済まされておられましたので、すでに診断書をメンタルクリニックに書いてもらってありました。医師が書かれた診断書は、障害年金の受給が、おおむね大丈夫と思える内容になっていました。日常生活について、ヒアリングさせていただき、病歴・就労状況等申立書も問題のないレベルで完成させました。年金事務所とのやりとりは、専門的内容でしたが、こちらで対応いたしました。

 

結果

1月に年金事務所に申請し、8月に障害基礎年金2級で決定されました。障害年金がもらえないと、またパートに出ないといけないと悩んでおられましたので、大変喜んでいただきました。

 

 

   ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間受給額177万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人さまからのご相談でした。長らく不眠などに悩まれており、長期間にわたって精神科に通院歴がありました。しかし母子家庭で働かざるを得ず、なんとか就労できていました。その後、子どもたちも成人し、子どもに手がかからなくなったため、自分ではできないことから、躊躇されていた障害年金の申請を考えられてのご相談でした。

 

サポート内容

お会いして、できること、できないことを詳細にお伺いし、病歴・就労状況等申立書をまとめました。この申立書を初診時のクリニックに見せて診断書を書いてもらいましたが、まったく読んでもらえず、診断書は軽く書かれていて、この診断書は使えませんでした。現在のクリニックの診断書は、障害年金2級相当であったため、遡及請求はむずかしいことをご説明し、事後重症請求1本で申請しました。

 

結果

3月に年金事務所に申請し、6月に障害厚生年金2級で決定されました。大変、喜んでいただきました。

 

 

 ◎うつ病で障害基礎年金2級、年間受給額122万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人さまからのご相談でした。専業主婦として、パート勤務しながら、生計を支えておられましたが、うつ病を発症。パート収入がなくなり、とても生活に困ってありました。通院中のクリニックから、障害年金の申請をすすめられたため、自分で年金事務所に行き、窓口で説明を受けられましたが、まったく理解できず、申請をどうしたらよいか悩んでありました。知り合いに相談すると、ネットで調べてくれて、当事務所がいいのでは、と案内を受けたので、お電話しました、とのことでした。

 

サポート内容

外出が困難とのことで、ご自宅を訪問させていただきました。症状は、重く感じられました。問題は、子育てをどうしてあるかが、最大のハードルでしたが、誰もが納得するような明確な答えが得られたため、そのことを病歴・就労状況等申立書にくわしく記載いたしました。クリニックへの診断書依頼と回収も当事務所で行いました、診断書は問題ありませんでしたので、本人に代わって住民票など必要書類を入手し、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

2月に申請し、4月に障害基礎年金2級(子の加算あり)で決定されました。大変喜んでいただきました。

 

 

  ◎うつ病で障害基礎年金2級、年間受給額130万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ネットで「障害年金に強い福岡の社労士」で検索したところ、わたしのホームページが見つかったとのことで、ご本人からのご相談のお電話がありました。体調がよいときと、悪いときが、あることのことで、「クリニックの医師からは、双極性障害と言われている。」とのことでした。

 

サポート内容

自宅から遠くへはいけないとのとこで、高速道路を使って、約1時間のご自宅近くのファミレスでお会いしました。昨日、今日は体調がいい、とのことで、面談は1回で終わるつもりで、3時間ほど、お話をお伺いいたしました。次に、いつ体調がよくなるか、わかりません。障害年金受給の最大の課題は、子育てにありました。子育てに必要な、ごはんの準備、学習、保育所への送迎は、誰が、どのようにしているのかを、しっかり聞き取りました。聞き取った内容を病歴・就労状況等申立書に、わかりやすく記述しました。この申立書を医師に見せていただき、診断書を作成していただきました。申立書の内容を評価していただいて、病名はうつ病となりました。双極性障害よりも、うつ病のほうが障害年金受給にあたっては、有利となります。診断書も問題のないレベルでしたので、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

6月に申請し、8月に障害基礎年金2級(子の加算あり)で決定されました。自分は、子育ても、家事も、近所づきあいも、できていない。せめて夫から生活費はもらわずに、自分の分は自分でやっていきたい、との思いがあり、障害年金が受給できるようになったため、精神的に大いに安心されました。

 

 

 ◎うつ病で障害厚生年金2級、年間受給額210万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見てのお問い合わせでした。会社内トラブルから、うつ病を発症。相談時は、労災から休業補償給付を受けられており、会社を休職中でした。自分で障害年金の申請を検討してみたが、労災も関係して複雑だし、年金事務所や労基署とのやりとりも自信がない。自分で申請して不支給となれば、あとがないと思い、ネット検索して、労災と障害年金に一番詳しそうで、元公務員の当事務所を決め打ちで、依頼されました。

 

サポート内容

お電話いただいたときは、障害年金の申請が、ちょうど、たてこんでいて、2週間ほど、待っていただきました。会社休職中は、いくら診断書の障害の程度が重く書かれていても、障害年金が3級の可能性が高いため、会社内トラブルの内容を詳しくお尋ねして、どのようなトラブルであったか、そのトラブルで、いかに労働能力が失われたか、今後、どうなっていくのか、それらを詳しく聞き取りました。当事務所で、誰が読んでも、大変なご苦労をされたことを明らかにした病歴・就労状況等申立書を作成し、2級で決定されるよう、万全を期して、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

11月に申請し、翌年2月に障害厚生年金2級(配偶者の加算あり)で決定されました。労災がからむ複雑な案件でしたので、東京審査で書類が戻されると思っていましたが、一度も戻されることなく、決定されました。ご本人様からも、「3級でなくてよかった。3級は、2級の半分以下の年金額なので、助かります。やはり障害年金は、自分でするよりも、プロにお願いしてよかった。」と大変喜んでいただきました。

 

 

 ◎統合失調症で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お父さまからのご相談でした。子どもが統合失調症となり、クリニックに通院中。医師からは、意味不明な言動のため、今後、働くことはできないかもしれない、と言われている。親も高齢のため収入が少なく、障害年金がなければ、生活が成り立たないので、申請したいが、高齢の自分ではできないので、申請代行をお願いしたい、とのご相談でした。

 

サポート内容

統合失調症は、若い時期に発症しやすい病気です。お父さまと面談させていただき、これまでの症状や、入院歴、通院歴など、まさに統合失調症の典型的な症状が見られました。入院された病院も、福岡では、症状が重い方が多い病院として有名でした。これだけ重いので、2級は問題ないだろうと思われました。しかし万一不支給では、申し訳ないので、日常生活での問題点をしっかりヒアリングさせていただき、完璧を期しました。

 

結果

4月に申請して、6月に2級で決定されました。残念なことに、症状悪化のため、また別の病院に入院されているとのことでした。この病院も、福岡では、症状が重い方が多い病院です。ご両親の思いを考えると、心が痛みます。入院が長引けば、2級→1級の額改定請求をご案内させていただきました。1日も早い回復を祈るばかりです。

 

 

 ◎ひきこもり(統合失調症)で障害基礎年金2級、初回入金額200万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お母さまからのご相談でした。子どもが不登校となり、高校を中退。その後は、ずっと、ひきこもっている。障害年金の申請を検討していたが、制度に詳しくない、わたしが自分で申請して、不支給となると、子どもの将来に影響してしまう。ひきこもっているが、日常生活能力は、そこそこあるので、障害年金は、該当しないのでは、ないでしょうか。

 

サポート内容

ご自宅を訪問させていただき、ご本人とお母さまにお会いいたしました。お母さまは、年金関係の仕事に就いておられ、障害年金も、ある程度、ご存じでした。ですから、かえって、子どもは、該当しないのではと、思っておられました。このため、お子さんがひきこもりになった経緯や、その後の状況、就労支援施設の仕事内容、日常生活の状況などを、かなり細かく聞き取りを行い、病歴・就労状況等申立書にまとめました。この申立書を参考資料として医師に手渡していただき、できあがった診断書を見てみると、確実に障害年金がとれるレベルになっていました。

 

結果

7月に申請し、10月に障害基礎年金2級で決定されました。最初から、あきらめムードが漂うご依頼であったため、何としても、障害年金のプロとして決めてやる、と意気込んでいましたので、うれしい限りです。ご本人は、まだ若く、将来のある立場。本当にお役にたてて、よかったと思っています。障害年金は、障害年金社労士にまかせることで、受給に結び付いたと思っております。

 

 

 ◎認知症で障害厚生年金1級、年間受給額180万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お兄さまからのご相談でした。遠く離れた一人暮らしの弟が認知症になり、精神科病院に入院している。障害年金の申請をしたいが、どうすればよいか、わからないので、申請の代行をお願いしたい、というご相談でした。

 

サポート内容

入院先の病院で、医師、精神保健福祉士から入院中の状況を聞き取りました。入院までの経緯は、お兄さまから詳しくヒアリングを行いました。気になる長谷川式の点数も低く、障害年金1級相当と思われました。ところが、ご本人にお会いすると、普通に見えるので、「あれっ」という印象でした。このことが、認知症の障害年金の壁になることは、もちろん知っていました。一人で外を歩いていても、普通の人で警察に通報されるような感じではなく、まだ若いため、残存能力は高く感じられました。介護保険の要介護度も低いので、ADLはほぼ自立。医師の診断書は、1級または2級相当でした。このままでは、2級に決定されかねないため、ご本人が認知症のため何ができないのか、と、それをカバーする医療制度・介護制度がないことを詳細に病歴・就労状況等申立書に記述して、1級を目指しました。わたしは、役所経験が豊富なため、認知症の方の問題点を熟知しているから、なせるワザだと思っています。

 

結果

3月に申請し、6月に障害厚生年金1級で決定されました。ホッとしました。ただし重度障害者医療証は、精神科病院は対象とならないため、この方の入院医療費は無料にはなりませんでした。今後の負担軽減につながったことで、お兄さまにも喜んでいただきました。当事務所のご依頼の方には、障害年金のみならず、このあたりの情報提供も、専門的にフォローして、制度上、受けられる公的サービスの申請もれが、ないようにしております。

 

 

 ◎認知症で障害基礎年金1級、年間受給額97万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、娘さんからのご相談でした。お母さまが、認知症と診断され、クリニック通院中であるとのこと。自分では、障害年金の申請の仕方がわからないので、申請代行をお願いしたい、というご相談でした。

 

サポート内容

娘さんから、これまでの生活歴、就労歴、あるいは日常生活の変化など、認知症とみられる症状が、どの程度あるのか、詳しく聞き取りを行いました。認知症は、かなり知識・経験がないと、文章は書けません。「こういう症状はないですか?」と、こちらから尋ね、家族では、なかなか気づかない認知症の症状を聞き出し、それを書かないと、軽く見られ、障害年金不支給もありえます。日常生活の問題点をくわしく病歴・就労状況等申立書に記載し、この申立書を医師に渡していただきました。その結果、できあがった診断書は、本人の症状を的確にとらえたものにできあがりました。全体的に問題のないレベルでしたので、早速、年金事務所に申請しました。

 

結果

6月に申請し、8月に決定されました。精神科病院入院中あるいは介護施設入所中ではなかったため、2級で決定されるだろうと思っておりましたが、フタをあけてみると、何と1級でした。これには、私も驚きました。娘さんからは、「本当に頼んでよかったです。」と感謝の言葉をいただきました。1級に決定されると、年金額が、25パーセント増しになる上、手続きを踏めば、医療費が無料になりますので、この点もご案内させていただきました。現在のクリニックの通院費用はもちろん、これから病気をしやすい年齢ですので、経済的負担の軽減は、はかりしれないものがあります。これからも顧客満足度向上をめざし「頼んでよかった。」と言われるよう、がんばりたいと思った次第です。

 

 

 ◎てんかんで障害厚生年金3級、初回入金額330万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人さまから、1通のメールが届きました。「てんかんで、障害年金を申請したい。年金事務所に相談に行ったが、自分では、むずかしくて、できそうにない。申請代行をお願いできますか。」という内容でした。他県にお住まいの方で、地元の社労士に電話するも、障害年金を専門にやっているわけではないので、と、断られておられました。通常、てんかんであれば、不支給の可能性が高いため、初診日が気になりました。初診日をおうかがいすると、高校卒業後、就職してすぐの厚生年金加入中であるとのこと。20年前のことでした。これらのことから、てんかんは、他の社労士には、できないだろう。私が、この、ご依頼をお受けしないと、この方は、障害年金を受けられなくなってしまう。また、母子家庭で、生活に困っておられる様子が、うかがわれましたので、なんとか、してさしあげたい。こうした思いから、遠方にもかかわらず、お受けすることにしました。

 

サポート内容

遠方のため、電話でのヒアリングに5時間くらいかけ、20年間にわたる、てんかんの症状、治療の経過、家族状況、日常生活のお困まりごと、仕事内容などを詳しく聞き取り、病歴・就労状況等申立書をわたしのほうで作成しました。この申立書に加えて、障害年金診断書の記載に慣れない医師のため、診断書の記載例を用意しました。ご本人さまから、大学病院神経内科の医師に、この申立書と、診断書の記載例を手渡していただき、絶対、不支給とならないよう、進めていきました。できあがった診断書を見せていただくと、記載例のとおり書いていただきましたので、これなら、何とか障害厚生年金3級でイケるかなぁ、と思いました。

 

結果

12月下旬、年金事務所に申請しました。てんかんは、不支給のケースが多いので、申請後も心配でした。しかし、東京審査で、一度も返戻(へんれい)されることなく、3月上旬、障害厚生年金3級で決定されました。障害厚生年金3級とはいえ、遡及(そきゅう)請求でしたので、初回入金額330万円が、一回で通帳に振り込まれました。それ以降も、2か月に1回、10万円が振り込まれます。とても感謝されたのは、言うまでもありません。お受けしてよかったと思います。

 

 

 

知的障害・発達障害(9件)

 

 ◎軽度知的障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

わたしのブログを見て、お父さまからのご相談でした。まわりの方からは、「普通じゃないですか。障害年金は無理ですよ。仕事もしてあるし。どこが障害なんですか。」と言われてありました。このようなことを言われていて、本来なら、障害年金の申請は、あきらめようと思ってありました。そうこうするうちに、わたしのブログにたどり着き、「専門家だなぁ。詳しいなぁ。」と思い、この社労士さんしかいないと思ったとのこでした。

 

サポート内容

ファミレスでお会いして、ご両親と面談をさせていただきました。お子さんは、療育手帳B2をお持ちですが、知能指数が高いため、なかなか障害年金が支給されないことをご説明しました。しかも、高卒後、仕事をしてあるので、なおさらです。では、どうすればいいか。こんなふうにやってみましょう、という流れでご説明しました。また軽度知的障害の場合、病院に通院していないことが多く、この方も、かかりつけの精神科病院はありませんでした。子どもの頃は、公立の専門病院に通院されていましたが、「わたしの経験上、公立の病院は、診断書が辛めなので、そこはやめて、別の病院を探しましょう。」と病院のリストをお渡しして、検討していただきました。まだ19歳で、申請まで半年ほどありましたので、時間的余裕はありました。面談時、当事務所オリジナルのヒアリング・シートに基づき、詳しく教育歴、日常生活状況などを聞き取りました。そして、ヒアリングに基づき、わたしが病歴・就労状況等申立書を作成。その申立書を持って、病院リストの中から、ご自分で選択された病院を受診。診断書を入手していただきました。なんと、わたしが書いた病歴・就労状況等申立書を読まれた医師が、その日のうちに、診断書を書いていただいた、とのことでした。できあがった診断書は、私のイメージどおりで、これなら、イケるだろうと思いました。

 

結果

2月に年金事務所に申請し、4月に障害基礎年金2級で決定されました。無事、年金が決まって、ご夫婦で喜ばれたそうです。まわりから「絶対無理」と言われていて、半分、あきらめていて、もし、先生のブログにたどり着いていなければ、障害年金は、もらえてなかっただろうと思うと、本当に、よかったです、とおっしゃっていただました。

 

 

 ◎自閉症で障害基礎年金1級、年間受給額97万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページ&ブログを見て、他県にお住いのお母さまからのご相談でした。「自閉症の子どもが、20歳になるので、障害年金の申請をしたいと思っている。多動がひどくて、目が離せず、自分で障害年金の申請をする時間的余裕がない。地元の社労士に当たってみたが、自閉症が、わからず、話が噛み合わない。このため、遠方ですが、障害年金の申請代行を受けていただけないか。」との申し出でした。もちろん自閉症のこともわかるので、私でよければと、二つ返事でお受けいたしました。

 

サポート内容

他県のため、お会いすることはできませんので、早速、当事務所オリジナルのヒアリング・シートを郵送し、それに基づき、詳しく教育歴、日常生活状況などを聞き取りました。私が福岡市の年金事務所に申請するまで、少し時間的余裕がありましたので、電話でのヒアリングを2回(1時間半×2回=3時間程度)行いました。やはり電話だと、1時間半が、話す方も、聞く方も、限界のような気がします。お互いスッピンでいいのが、メリットですね。自閉症の場合は、ほとんど言葉を持たないので、精神的にイライラ・興奮しやすく、精神安定薬が必要なため、主治医は、おられました。ところが、主治医が障害年金の診断書を書いたことがないとのことで、主治医のご負担とならないよう、診断書記載例も作成させていただくことにしました。私のほうで病歴・就労状況等申立書と診断書記載例を完成させ、ご自宅に郵送し、申立書をチェックしていただくとともに、主治医へ診断書記載例を渡していただきました。申立書は、少し修正していただき、診断書は、ほぼ私の記載例どおり作成していただきました。申請書類が、できあがった頃は、障害基礎年金1級で間違いないと自信を深めました。

 

結果

10月に福岡市の年金事務所に申請し、翌年1月に障害基礎年金1級で決定されました。とても感謝されたのは、言うまでもありません。最後のメールには、次のような言葉をいただきました。「SNSの時代でなければ、ありえない出会いに感謝しかありません。お世話になりました。ありがとうございました。」

 

 

  ◎発達障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人さまからのご相談でした。発達障害で障害年金の申請代行をお願いしたいとの申し出でした。発達障害は、幼少の頃からの情報を聞き取る必要がありましたので、お母さま同行の上、お会いすることにしました。

 

サポート内容

ファミレスでお会いして、面談をさせていただきました。子どもの頃の状況や、現在の症状など、いろいろと聞き取りを行いました。その後、お母さまにお電話で、本人の前で、とても話せないだろうことも聞かせていただきました。初診日は、10代のときで、病院の診療録は、残っており、初診日証明は、問題がありませんでした。私が書いた病歴・就労状況等申立書(約1万字)を医師に見せていただき、診断書を作成していただきました。できあがった診断書は、障害年金2級レベルになっていました。しかし、病名が発達障害で、なお悪いことに、一人暮らしをされていたので、はたして審査が無事通るか、とても不安でした。どうして一人暮らしができるのかを、申立書に織り込みました。

 

結果

7月に年金事務所に申請し、11月に障害基礎年金2級で決定されました。私たち親子では、何をどうすればいいか、全くわからないので、すべてお任せで、よかったです、と喜んでいただきました。私の見立てでは、発達障害は、なかなか障害年金がもらいにくいので、無事決まってよかったと思います。

 

 

 ◎軽度知的障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お母さまからのご相談でした。知能指数が同じくらいの子どもさんを持つママ友が、先に申請して障害年金が不支給だったので、自分は社労士にお願いしようと思っていた、とのこと。当事務所にメールされる前に、2人の社労士に電話するも、事務的で、あまり乗り気でない様子であった。3番目にお話しした私の説明が、一番詳しく、納得できるものだったので、ぜひ障害年金の申請代行をお願いしたいとのこと。

 

サポート内容

ファミレスでお会いして、面談をさせていただきました。お子さんは、療育手帳B2をお持ちですが、知能指数が高いため、なかなか障害年金が支給されないことをご説明しました。では、どうすればいいか。こんなふうにやってみましょう、という流れでご説明しました。また軽度知的障害の場合、病院に通院していないことが多く、この方も、かかりつけの精神科病院はありませんでした。さらに20歳前後3か月間の通院がないため、さかのぼって障害年金は、支給されないことをご説明しました。このため、障害年金の申請は、急がなければなりません。7月上旬に初回面談して、当事務所オリジナルのヒアリング・シートに基づき、詳しく教育歴、日常生活状況などを聞き取りました。そして、私のほうで急ぎ、病歴・就労状況等申立書を作成して、その申立書を持って、7月中旬に病院を受診していただき、7月下旬ギリギリに診断書を入手していただきました。できあがった診断書は、私のイメージどおりにできあがってました。バッチリです。

 

結果

7月に年金事務所に申請し、10月に障害基礎年金2級で決定されました。障害年金の決定通知書が届いて、お子さんと抱き合って、喜ばれたそうでした。ママ友は障害年金不支給だったので、わが子も無理かな、と、半分、あきらめていて、いい社労士さんに出会えて、よかったです、とおっしゃっていただました。

 

 

 ◎中等度知的障害で障害基礎年金1級、年間受給額97万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お母さまからのご相談でした。中等度知的障害がある子どもさんの障害年金のご相談です。いくつかの社労士事務所にお電話されるも、どこも受けてもらえなかったそうです。さっそくお会いして、お話をお伺いすることとしました。

 

サポート内容

知的障害の場合、病院に通院していないことが多く、この方も、かかりつけの精神科病院はありませんでした。さらに20歳前後3か月間の通院がないため、さかのぼって障害年金は、支給されないことをご説明しました。このため、障害年金の申請は、急がなければなりません。3月に初回面談して、当事務所オリジナルのヒアリング・シートに基づき、詳しく教育歴、日常生活状況などを聞き取りました。そして、私のほうで急ぎ、病歴・就労状況等申立書を作成して、その申立書を持って、4月に病院を受診していただき、診断書を入手していただきました。「病院の先生が、申立書がよくできていると、ほめてありましたよ。」とうれしいお言葉をいただきました。

 

結果

5月に年金事務所に申請し、10月に障害基礎年金1級で決定されました。審査は、5か月ほどかかりました。審査の途中「遅延のお知らせ」が届きましたので、不安に思われていました。はじめ、ご依頼をいただいたときは、「在宅なので、障害基礎年金2級でしょう。」とご説明いたしましたが、ふだんの日常生活状況を詳しく病歴・就労状況等申立書に記載し、それを踏まえた診断書になったことから、1級に決まりました。その分、審査に時間がかかりました。「これで、子どもに、お金を残してあげられます。」とのお言葉をいただくと、親子っていいなぁ、と思いました。

 

 

 ◎軽度知的障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、お母さまからのご相談でした。市役所の窓口で、子どもの障害年金の相談をしたところ、「軽度知的障害では障害年金はもらえないかもしれない」と説明を受けられたそうです。また自分では、病歴・就労状況等申立書をどう書けばいいのか、わからない、と市役所の方に相談したところ、「社会保険労務士に依頼することもできますが」と案内を受けたそうです。ホームページで検索して、女性社労士に電話するも、知的障害のことはわからない様子で受けてもらえず、知的障害が詳しい当事務所への相談となった次第です。

 

サポート内容

軽度知的障害の場合、病院に通院していないことが多く、この方も、かかりつけの病院はありませんでした。しかし、診断書の入手は急がなければなりません。当事務所で2、3か所の病院を案内したところ、そのうちの一つに予約をとって行かれました。できあがった診断書を見せてもらうと、決して本人の症状を反映したものとはなっておらず、この診断書は使えませんでした。

そこで、2番目の病院に行かれる前に、先に病歴・就労状況等申立書を完成させ、医師にそれを見せていただき、本人の症状を反映した診断書を書いてもらうことにしました。当事務所オリジナルによるヒアリング・シートを活用し、漏れがないように細心の注意を払いました。できあがった診断書では、予想どおり、障害年金がもらえるレベルになっていました。

 

結果

9月に年金事務所に申請し、わずか2か月で障害基礎年金2級で決定されました。お母さまからは、病院選びから、すべてサポートしてもらって大変ありがとうございました、自分ひとりでは、とてもできなかったです、と感謝されました。

 

 

 ◎軽度知的障害で障害基礎年金2級、初回入金額420万円を受給できたケース 

 

相談時の状況

ホームページを見て、お父さまからのご相談でした。20代の後半の方で、最近、障害年金のことを知ったとのこと。20歳までさかのぼる遡及請求がしたいが、もらえる金額が大きいので、自分だけでするにはリスクがあるため、申請の代行をお願いしたいとのことでした。不支給の場合、不服申し立て(審査請求、再審査請求)も視野に入れてありました。

 

サポート内容

小・中・高校・大学まで普通学校に通われていました。軽度知的障害があるとは知らずに、子育てをされていました。学校では問題がなかったのですが、自宅では、家庭内暴力があり、何度か精神科医への相談をされていました。このため、20歳到達日前後3か月間に通院しておられ、遡及請求が可能でした。心配であったのは、教育歴が普通学級であったことです。一般的には特別支援学級、か、特別支援学校(旧養護学校)であるため、ただ単に自宅で粗暴行為があるからだけでは、障害年金の受給は難しいと言えます。このため、日常生活がどうであるのか、何ができて、何ができないかを当事務所オリジナルのヒアリング・シートに基づいてヒアリングさせていただき、それらを反映した病歴・就労状況等申立書を完成させ、申請しました。

 

結果

9月に市役所年金係に申請し、12月に、障害基礎年金2級で、20歳のときに遡及して決定され、翌年1月に初回入金額420万円が振り込まれました。大変喜んでいただきました。

 

 

 ◎軽度知的障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース 

 

相談時の状況

ホームページを見て、お母さまからのご相談でした。すでに市役所で相談されており、必要書類は、理解されていました。病歴・就労状況等申立書が書けないので、半年ほど、ずっと申請できずにおられました。ネットで病歴・就労状況等申立書の記載例を検索していたところ、当事務所のホームページがあがってきて、知的障害に詳しそうだなぁ、ということで、メールをいただきました。

 

サポート内容

初回は、ファミレスでお会いして、当事務所オリジナルのヒアリングシートに基づき、これまでの教育歴、日常生活状況などの聞き取りを行わせていただきました。あわせて、障害年金受給決定のために必要不可欠な知能指数の検査結果の入手をお願いしました。2回目も、同じファミレスで、お会いしました。わたしから病歴・就労状況等申立書の原案を提示し、確認していただきました。知能指数の検査結果を見せていただきました。初回面談のとき、教育歴や日常生活状況などからみて、知能指数は、問題ないだろうと思っていましたが、予想どおり問題はありませんでした。「大丈夫です。軽度知的障害の場合は不支給となる方もおられますが、100パーセント不支給はありません。安心してください。」とご説明したあと、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

2月に申請し、2か月後の4月に障害基礎年金2級で決定されました。「半年ほど、申請できず、ずっと悩んでいました。とてもスピーディにやっていただいて、自分では、とてもできなかったので、頼んでよかったです。ありがとうございました。」と、とても喜んでいただきました。

 

 

 ◎中等度知的障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース(再審査請求で処分変更され遡及分約350万円を2年後に支払われたケース)

 

相談時の状況

ホームページをご覧になってのお問い合わせでした。ただ、わたしのほうが、面談中などで、なかなか電話にでられず、週一回電話をかけて、3回目に、つまり3週間目に、ようやく電話がつながりました、3回目がつながらなければ、あきらめよう、と夫とも話し合っていた、との、何か、ご縁を感じる、ほのぼのとしたお話がファーストコンタクトでした。知的障害の子どもの障害年金の申請をしたいが、市役所で聞いても、何から手をつけたらいいのか、さっぱりわからないので、申請代行をお願いしたいとのことで、早速、お会いすることにしました。

サポート内容

ご自宅を訪問させていただきました。子どもが療育手帳B1であること。障害者雇用で働いていること。子どもの年齢は20代半ば、であること。これまでの生育歴、教育歴、療育手帳取得のきっかけ、日常生活能力で何ができて、何ができないか、などを詳しくヒアリングさせていただきました。20歳誕生日の前後3か月は、通院歴がないため、遡及(そきゅう)請求するかどうか、悩みましたが、金額的にも、4百万円程度が一回で振り込まれるので、やはりあきらめず、遡及請求をしてみて、遡及がダメなら、審査請求で争いましょうとお話しました。事後重症請求は、問題ないレベルに仕上げました。わたしが書いた病歴・就労状況等申立書を読んだ医師が、ほめてありましたよ、というお褒めの言葉をいただきました。

 

結果

事後重症請求分のみが認められ、障害基礎年金2級で決定されました。知的障害の申請では、珍しく時間がかかり、通常2か月のところ、4か月後に決定通知が届きました。遡及請求は、不支給(正式は「却下」)でしたので、今後、審査請求を行います。やはり、20歳誕生日の前後3か月に通院歴がないことは大きな痛手です。通院があれば、遡及できたはずですので、残念でなりません。ただ、残念がってばかりでは、先に進みません。審査請求に勝つよう頑張るだけです。その後、九州厚生局への審査請求は棄却されましたが、厚生労働省社会保険審査会での再審査請求で処分変更となり、一転して20歳にさかのぼって障害年金が支給されることになりました。あきらめムードであったため、お母さまからは大変喜んでいただきました。

 

 

 

その他の障害(11件)

 

 ◎重症筋無力症で障害厚生年金2級、年間受給額180万円を受給できたケース

 

相談時の状況

1通のメールが届きました。重症筋無力症で治療中の方からでした。私も、病名が重症筋無力症ということで、名前くらいは知っていましたが、詳しい症状は、わかりませんでした。しかし、過去の事例などを調べて、重症筋無力症での障害年金申請は可能と判断し、申請代行をお受けすることにしました。

 

サポート内容

ご本人さまから、病状や、治療内容、日常生活状況などを聞き取る前に、重症筋無力症とは、どういう病気なのか、社労士が知らないで進めるわけにはいかないため、結構、勉強しました。ホームページでわかる範囲もありますが、障害年金の各種文献、過去の社会保険審査会の裁決例、公共図書館などで資料を読みあさり、理解を深めました。ある程度、アウトラインをつかんだ後、ご本人にヒアリングをさせていただいたときは、私が詳しかったので、驚かれました。事前に病院の医師に確認してもらうと、医師が障害年金の診断書を書いたことが1度しかなかったので、すべてまかせるのは不安でしたので、私のほうで診断書の記載例を用意させていただくことになりました。記載例をもとに、できあがった診断書を見せていただくと、関節可動域や筋力は、正常でしたが、その他は、記載例のとおり医師が書いてくださり、障害厚生年金2級も、ひょっとしたらアリかも、と思いました。

 

結果

4月に年金事務所に申請し、6月に障害厚生年金2級で決定されました。結果が出るまでの2か月間は、とても心配でした。特に関節可動域や筋力に問題がないため、申請前に「ダメだったら、すみません。」と謝っておりましたが、結果オーライとなりました。重症筋無力症という病と闘っておられ、会社も退職を余儀なくされ、再就職もできないことから、私のブログを読まれて、「この人しかいない。」と思い、思い切ってメールしてよかった、と思っていただけました。毎月15万円の年金収入になりますが、これで生活の心配はなくなりましたとの感謝のメールをいただいて、私も、嬉しい限りです。

 

 

 ◎脳出血で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース(2回目の申請代行の依頼)

 

相談時の状況

珍しく、お姉さまからのご相談でした。「弟が脳出血になって、自営業の仕事ができなくなり、弟の妻(義理の妹)が障害年金の申請を市役所にしたが、不支給だった。なんとか助けてもらえませんか。」というご相談でした。1回目の申請が不支給という言葉に、受けるべきか、受けざるべきか、心が揺れましたが、とりあえず、皆さんとお会いしましょう、と返事をいたしました。

 

サポート内容

ご本人さまの片まひの身体状況を踏まえ、遠方でしたが、高速を使って、ご自宅を訪問させていただきました。不支給の場合、なぜ初回の申請で不支給となったか原因を探る必要があります。診断書、病歴・就労状況等申立書を取り寄せていただき、それを見せていただくと、いろいろな問題点が見えてきました。一応、身体障害者手帳は2級でしたが、診断書の出来は、よくありませんでした。やはり、脳出血などの脳卒中系は、厳しいですね。なかなか審査が通らない。身体障害者手帳があってもダメ。車いすに乗って働いている人がたくさんいることを考えれば、しかたないことかもしれません。何が不支給の原因だと思われるのか、私の考えをご説明し、全員に囲まれた私は、小さな声で「無理かもしれないのですが、がんばってみます。」と正直にお伝えしました。とくに医師の診断書の出来が、結果を左右するため、私のほうで診断書記載例を作成し、医師に診断書を作成してもらいました。また、障害認定日の特例を使い、遡及請求も同時にいたしました。すでにご自分でされた1回目の申請で、障害認定日請求をしてあったため、障害認定日の特例しか遡及請求ができなかったためです。そう障害認定日請求は、2回はできないのです。

 

結果

6月に申請して、なかなか決まらなかった脳出血での障害年金の審査結果が、12月にようやく届きました。遡及は×、今後は〇、というものでした。う~ん、脳出血は、厳しいなぁ。しかも、すでに障害認定日は、不支給で決定されていましたので、本来なら、遡及請求はできません。そこは、社労士でなければできない障害認定日の特例を使い、あえて遡及請求で、のぞみました。長年、障害者福祉に携わってきた経験を生かして、いろいろ検討して申請書類を作りあげたので、自信はあったのですが、結果、あえなく、マットに沈みました。ゼロ回答ではなかったので、今後は、障害年金がもらえます。この点は、喜んでいただきました。けれど、何とも、スッキリしない気分。最近は、遡及請求の審査が、なかなか通らない。残る方法は、審査請求のみ。よって現在、審査請求中です。審査請求、再審査請求の結果は、2022年に出る予定です。

 

 

  ◎クローン病で障害厚生年金3級、初回入金額480万円を受給できたケース(初診日を見直したケース) 

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人さまからのご相談でした。中学生の頃から原因不明の発熱、下痢などに苦しんでおられ、中学生時代は、自宅近くの個人病院に通院するも、改善せず、症状は繰り返されてきたとのことです。20代前半のとき、大量の血便が出て、急いで大きな病院に行くと、クローン病にかかっていることを告げられたそうです。恐れていたガンでは、ないことにホッとしたものの、初めて聞く病名に、どういう病気なのだろうと思われたそうです。

その後、病気が進行していき、40代のときに、人工肛門となられました。相当のショックだったそうです。

最近、障害年金のことを知り、自分も受給できるのではないかと思い、いったん他の女性社労士に依頼し、契約を結び、着手金を支払われました。その後の年金事務所の納付要件の確認では、20代前半のときの初診日では、納付要件を満たさないことが判明し、女性社労士からは、冷たく契約解除されたとのこと。「着手金も返してもらえなかったんですよ」といぶかってありました。しかし、あきらめることができず、何かいい方法はないか、難病に詳しい社労士はいないか、とネットで調べて、当事務所に相談されました。

 

サポート内容

 中学生から現在までの約30年間の治療歴をヒアリングさせていただきました。20代前半のときでは、他の女性社労士が言うとおり、納付要件は満たさないことから、①中学生のとき、か、②人工肛門を着けたときの再診日、の、いずれかを初診日にする必要がありました。①の場合は、30年以上前のことですので、病院から初診証明が取れないことは明らかでした。そこで人工肛門を着けたときの再診日を初診日としましょう、と提案させていただきました。「えっ、そんな最近でもいいのですか」と聞かれることもなく、わたしの一存で初診日は決定しました。しかし、再診日を初診日とする資料集めが、大変でした。ここは、プロの知識がいります。一般の方ではできない部分です。いろいろな角度から、提出する証拠は何が、出せるのかを、話し合いながら進めていきました。この証拠集めが、年金機構での審査において、支給・不支給の命運を分けます。全体を通じて、おかしくないように書類を作成し、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

10月に申請し、翌年2月に障害厚生年金3級で決定されました。人工肛門の日常生活上の大変さや悪臭、ストーマ用装具とパウチの確保の困難さなど、ありとあらゆる問題点をつまびらかにして、2級を目指しましたが、3級にとどまりました。ご本人さまの年収が高かったため、やむを得なかったかもしれません。これが無職なら、結果は違っていたと思われます。

年金事務所からは、追加資料の提出をいっさい受けることなく、一発で決定されました。5年分が遡及して決定され、初回入金額480万円が振り込まれました。あきらめずに、いい社労士さんに出会えて、良かったと大変喜んでいただきました。

 

 

 ◎視覚障害で障害基礎年金1級、年間受給額97万円を受給できたケース(初診日は不明のケース)

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人様(50代)からのご相談でした。視覚障害があり、文字を読んだり、書くことができないので、申請代行をお願いしたいとのことでした。身体障害者手帳は、2級をお持ちでしたので、障害年金は1級か2級かどちらかにはなるだろうと、思われました。

 

サポート内容

視覚障害の場合、眼科での検査結果で障害年金が受給できるかどうか、が決まります。眼科を受診していただき、あらためて検査を受けていただくと、診断書は、障害年金1級で問題ありませんでした。問題は、初診日をどうするかでした。生まれつきの視覚障害の方でしたので、40年近く前の病院は廃院されていたため、初診日の証明を取ることができませんでした。身体障害者手帳は、中学生のときに盲学校のすすめで、とられていました。現在は、福岡市発行の身障者手帳ですが、この場合は、福岡市役所には、当時の身障者手帳の診断書のコピーはありません。そのため、中学生のとき、住んでおられた市役所で身障者手帳の診断書のコピーを入手しました。また、盲学校の卒業証明書も入手しました。これらを添付して、受診状況等証明書が添付できない申立書を提出しました。ちなみに身障者手帳の診断書は、福岡県内は、原則として永久保存することになっておりますので、必ず入手できます。わたしは、身体障害者手帳の申請受付を役所でやっていましたので、そのときの経験が、今回生きたと思っています。

 

結果

初診日が認められるだろうか、と一抹の不安がありましたが、無事、障害基礎年金1級で決定されました。大変喜んでいただきました。

 

 

 ◎聴覚障害で障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース(初診日は不明のケース)

 

相談時の状況

「障害年金 福岡市」とネット検索して、当事務所のことを知りました、とのお問い合わせメールをご本人様(50代)からいただきました。耳が不自由な方の場合、一番気になることは、会話ができるかどうか、です。この点について、確認のメールをお送りすると、補聴器をつければ、会話可能との言葉をいただきましたので、手話通訳者なしで、面談させていただくことになりました。

 

サポート内容

聴覚障害の場合、耳鼻科での検査結果で障害年金が受給できるかどうか、が決まります。耳鼻科を受診していただき、あらためて検査を受けていただくと、診断書は、障害年金2級で問題ありませんでした。問題は、初診日をどうするかでした。生まれつきの聴覚障害の方でしたので、50年近く前の病院は廃院されていたため、初診日の証明を取ることができませんでした。小中高まで普通学級に通われていました。身体障害者手帳は、高校のときに、とられていました。若いころは、ある程度、聞こえていたとのことで、通院はされていませんでした。かりに通院されていても、そのころの診療録は、残っていなかったでしょう。現在は、福岡市発行の身障者手帳ですが、この場合は、福岡市役所には、当時の身障者手帳の診断書のコピーはありません。そのため、高校生のとき、住んでおられた福岡県外の市役所で身障者手帳の診断書のコピーを入手するため、問い合わせしましたが、すでに診断書は廃棄され、残っておりませんでした。わたしは、身体障害者手帳の申請受付を役所でやっていましたので、そのときの経験をもとに、この方の初診日の証明を論理的に示す申立書を作成し、これを初診日として年金事務所に申請しました。

 

結果

初診日を証明する受診状況等証明書が添付できないため、初診日が認められるだろうか、と相当の不安がありましたが、無事、障害基礎年金2級で決定されました。大変喜んでいただきました。初診日を証明することができないので、他の社労士事務所では、とても受けていただけなかったでしょう、門前払いにあっていたでしょう、と当事務所のレベルの高さに感謝されました。

 

 

 ◎前立腺がんで障害厚生年金1級、年間受給額198万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、奥さまからのご相談でした。夫(50代)が前立腺がんで病気治療中。ネットで調べてみると、がんでも、障害年金が受給できる、とのことなので、申請できるなら、申請したい、とのご相談でした。

 

サポート内容

初回面談させていただき、これまでの治療の経過を確認いたしました。また、がんは、日本人の死亡原因の第1位であるほどにポピュラーな病気。がんだからといって、必ず障害年金がもらえるわけではなく、うまく申請書類を準備しないと、不支給になることを申し上げました。奥さまからは、すでに、がん末期にあり、余命が短いことを告げられ、「そうであれば、1級に認定されるでしょう。ただし、医師の障害年金の認識が、どれだけであるかは、わかりません。こちらで診断書の記載例を用意いたしますので、主治医にお渡しください。」と申し上げました。主治医に障害年金の申請をしたいと話しておられましたが、よくわかってもらえなかったらしく、診断書記載例は助かります、と言っていただきました。その後、診断書をいただくと、ほとんど診断書記載例のまま記入していただきました。医師も、患者さんの病状に応じた記載例は、助かるものなのです。年金事務所に申請後、ご本人さまは、亡くなられました。死亡後でも、障害年金は、認定日請求のみ申請できますが、申請済みであることを知っていただくことで、少し心が落ち着かれたことでしょう。

 

結果

死亡後でしたが、障害厚生年金1級に決定されました。生前、家族に残せるものがあれば、残したい、との気持ちをもっておられましたので、きっと天国で喜んでいただいたことでしょう。なお、この方の場合は、問題ありませんでしたが、なかには保険料の納付月数が少なくて遺族年金がもらえない方がおられます。その場合、障害年金を申請し、1級または2級が決定すると、遺族年金がもらえるようになります。

 

 

 ◎乳がんで障害基礎年金2級、年間受給額78万円を受給できたケース

 

相談時の状況

娘さんから、ホームページを見てのお問い合わせでした。母が、乳がんになり、治療を数年してきた。がんでも障害年金が出る可能性があると聞いたので、申請代行を依頼したいとのことでした。

 

サポート内容

これまで毎年、乳がん検診を受けてこられていました。しかし病魔は突然襲ってきました。胸のしこりに気づき、病院に予約を入れるも、予約がとれず、3か月待たされたそうです。各種検査を数か月行い、乳がんと診断されました。乳房の切除手術や、放射線治療など、治療をうけるも、余命1年程度と宣告されてありました。がんでの障害年金での最大の課題は、医師が障害年金の診断書を書き慣れていないことにあります。ご本人に対してヒアリングを行い、診断書記載例をつけて診断書の記載を医師にお願いいたしました。できあがった診断書を見せていただくと、記載例を参考にした、あるいは、そのままの文章を使っていただいて、作成していただきました。

 

結果

5月に申請して、7月に障害基礎年金2級に決定されました。「障害年金の知識がない自分たちでは、とてもできませんでした。現在、全く収入がなく、娘に面倒をみてもらっているため、障害年金があると、とても助かります。一日でも長く生きて、少しでもお金を残し、娘に恩返ししたいと思います。」と感謝していただき、こちらこそ恐縮いたしました。親子っていいなぁ、と思った次第です。

 

 

 ◎卵巣がんで障害基礎年金1級、年間受給額97万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ご主人さまから、ホームページを見てのお問い合わせでした。妻が、2年ほど前に卵巣がんになり、治療をしてきた。しかし、大学病院から、もうこれ以上、治療しても、ご本人が苦しいだけなので、ホスピスに行くか、ご自宅で最期を迎えたほうがいいと言われた。がんでも障害年金が出る可能性があると聞いたので、申請代行を依頼したいとのことでした。

 

サポート内容

生理がこないことから、クリニック受診して、腫瘍の疑いがあり、大学病院を紹介された。検査を数か月繰り返して、卵巣がんと診断された。その後、卵巣がんの摘出手術や、放射線治療など最先端の医療を受けた。クリニック初診日から1年6か月後の障害認定日は、とても元気で、習い事に出かけられていました。とても、がん患者とは思えない、活動ぶりであった。しかし、病魔は、徐々に進行し、わたしが、ご主人さまと、はじめてお会いした時は、在宅医から、余命1か月程度と宣告されてありました。介護保険も利用されていて、要介護4、訪問看護を受けてありました。がん末期なので、医療保険での訪問看護もあったことでしょう。がんでの障害年金での最大の課題は、医師が障害年金の診断書を書き慣れていないことにあります。ご主人様に対してヒアリングを行い、在宅医に電話で診断書を作成してほしい旨、依頼しましたが、案の定、障害年金の診断書は書いたことがない、とのお答えでした。「わたしのほうで診断書記載例をつけますので、何とか、そこを。」と、食い下がったところ、とりあえず郵送してください、とありがたい言葉をいただきました。1か月後、できあがった診断書を見せていただくと、記載例を参考にした、あるいは、そのままの文章を使っていただいて、作成していただきました。これならイケる、1級間違いなしと確信いたしました。ようやく、たどり着いたような気になりました。

 

結果

8月に申請して、10月に障害基礎年金1級に決定されました。ご本人さまは、4月に亡くなられておられました。つまり死亡後の申請です。12月に本人死亡後の未支給年金として、ご主人さまの口座に振り込まれました。結果的には、早くお亡くなりになられたため、受け取った年金額は、数十万円と少なかったのですが、「妻が残してくれたお金を大切に使いたい。」と感謝していただき、こちらこそ恐縮いたしました。夫婦っていいなぁ、と思った次第です。

 

 

 ◎人工透析で障害厚生年金2級、年間受給額130万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ご本人さまから、ホームページを見てのお問い合わせでした。現在、病院で週3回、人工透析中とのこと。年金事務所に相談に行き、説明を受けたが、難しくて、到底自分ではできそうにない。障害年金がないと、生活できないので、申請代行をお願いしたいとのご相談でした。早速、お会いして、お話をおうかがいすることにしました。

 

サポート内容

糖尿病から人工透析になられておられましたので、事後重症請求になることをご説明しました。事後重症請求は、年金事務所への申請が遅くなれば、なるほど、もらえる障害年金額が少なくなりますので、スピード感をもって取り組む必要があります。10数年、同じ病院で糖尿病の治療をされておられたので、診療録は残っていて、受診状況等証明書の入手は、問題がありませんでした。医師へは、診断書の記載例をつけて、診断書作成を依頼し、診断書は、1週間で作成していただきました。それでも、できあがった診断書に記載もれがありましたので、わたしのほうで病院に行き、加筆していただきました。

 

結果

ご本人さまから、最初のお電話をいただいたのが、7月下旬で、8月上旬に面談をさせていただきました。その後、医師への診断書の作成を経て、8月下旬に、ほぼ診断書記載例どおり診断書ができあがってきましたので、8月末日に年金事務所に申請いたしました。審査の結果は、2か月後に届いて、障害厚生年金2級で決定されました。8月でなく、翌月の9月に申請すれば、1か月分障害年金が少なくなりますし、翌々月の10月に申請すれば、2か月分障害年金が少なくなります。糖尿病性の人工透析は、スピード申請が、とても重要です。人工透析後、フラフラとなる方は多いと思います。週3回の透析を受けながら、なかなか、申請書類を作ることは、大変でしょう。障害年金の申請代行は、社労士におまかせされるほうが、体力的にも、金額的にも、結局、お得です。

 

 

 ◎人工透析で障害厚生年金2級、年間受給額198万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページを見て、ご本人様からのご相談でした。現在、週3回、人工透析をしている。会社員時代の糖尿病が原因だと思われるが、20年以上前の初診日を、どう証明すればよいか、わからない。同じ病院の人工透析患者も、初診日が証明できずに障害年金がもらえていない方が多い。障害年金に詳しくない自分では、とてもできないので、お願いしたい、とのことでした。

 

サポート内容

人工透析は、100パーセントの確率で、障害年金がもらえると軽く考えている方が多い。しかし、それは間違いです。人工透析中であっても、不支給はあり得ます。不支給の場合、よくあるのは、20年以上前の初診日の証明ができない場合です。このため、ご本人にお会いして、糖尿病と診断された時点はいつか、さらにシャント手術を受けた病院はどこか、身体障害者手帳用の診断書は、どこの病院で書いてもらったか、など、20年以上の、長い治療歴を細かく確認しながら、血液検査の数値(とくに血清クレアチニンの数値)や、1日尿量などに問題はないか、あらゆる点で問題がないよう書類を作成し、万全を期して、年金事務所に申請いたしました。

 

結果

東京審査の医師から、いったん年金事務所にもどってきて、当事務所に電話がありました。電話があったときは、ドキッとしましたが、簡単な文字の修正のみだったので、修正印を押すだけで、すぐ、終わりました。この時点で、他は、問題ないことを年金事務所の方から伺いましたので、もう少ししたら、決定されるだろうと確信しました。その後、ご本人から障害厚生年金2級で決定された旨のご連絡をいただきました。

ちなみに、人工透析の場合、都市伝説では、半分くらいしか障害年金をもらっていないという噂があります。

一般的には、人工透析開始決定→身体障害者手帳申請→自立支援医療申請→身体障害者手帳1級または2級決定→身体障害者手帳役所受け取り時に市役所発行の小冊子を使い障害年金の案内あり、といった流れで障害年金の案内が必ずありますので、漏れることはありませんが、それでも半分くらいしかもらっていないのであれば、64歳以下の大多数の方は申請はしたけど、初診日証明できずに不支給となっているのだろうと想像できます。

やはり障害年金専門社労士に依頼することが、受給への早道なのかもしれませんねぇ。

 

 

  ◎変形性股関節症で障害厚生年金3級、初回入金額147万円を受給できたケース

 

相談時の状況

ホームページとブログを見て、ご本人様から、メールでのご相談をいただきました。変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)の激しい痛みに耐えかねて、数年前に、人工関節置換手術をされてありました。私にご相談される前に、障害年金のNPOに電話相談したところ、該当しない、と言われたそうです。「本当に、あきらめなければ、ならないのでしょうか。」というご相談でしたので、とりあえず、何回か、メールでやりとりさせていただき、障害厚生年金3級の可能性がある旨、お伝えしました。

 

サポート内容

ご自宅を訪問させていただきました。初回面談で「障害年金のNPOは、該当しないと回答していましたが、やはりレベルの低い相談員(社労士?)もいますので、信用しないでください。」とご説明しました。そのうえで、今回の申請の問題点は、整形外科医が変形性股関節症での障害年金の診断書の作成に慣れていないことにある点をご説明しました。実務上、変形性股関節症での障害年金の申請は、ほとんどないため、めったにない診断書の作成で、不支給になる場合は、往々にして、ある点は、ご説明しました。このため、当事務所で診断書の記載例を作成し、医師に渡していただきました。作成していただいた診断書は、問題のないものでした。

 

結果

年金事務所に申請して、5か月後、障害厚生年金3級で決定されました。遡及請求申請で、さかのぼって、障害年金が支給されましたので、初回入金額は147万円となりました。その後も、年間58万円が入金されます。「NPOを信じなくてよかった。あきらめなくて、よかった。先生(私のこと)にやってもらって、よかった。」とお礼の言葉をいただきました。障害年金は、どの社労士に相談し、どのようなことをしてもらえるかが、とても重要です。申請書類を集めるだけの社労士や、診断書ができてから、連絡してくださいと言う社労士にはできない受給事例でした。